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第7話 再出発のための再会

last update publish date: 2026-05-01 06:05:57

 私は、次第に脈が速くなるのを感じていた。

 1階にたどり着くと、生徒の数はぐっと減る。職員室や事務室などが並ぶこのフロアは、これから新年度を迎えて浮かれる生徒たちにとって、近づきたくない場所だからだ。

 だが、私は『ここ』を訪れなければ学校生活をスタートさせることができない。

 目的の場所――校長室の前に立つ。ノックをしようとして、身体が固まった。

「井伊サン?」

 背後の龍慈君が怪訝そうに声をかけてくる。私はゆっくりと深呼吸をして、校長室の扉をノックした。

 そのまま、数秒待つ。返事がない。さらに10秒待った。

 固まったままの私を見かねて、代わりに龍慈君が声を上げる。

「校長先生、いらっしゃいますか? 3年の久我です。入っても構いませんか?」

「……龍慈君」

「らしくないよ、井伊サン。そんなガチガチになってるなんて」

 だから俺が声をかけたんだ、と龍慈君は言った。

 私は肩を下げた。頼りに
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